部下に指示する代わりに「やる」と決めさせましょう

私の自己紹介を兼ねて、このブログでBefore▶︎Afterのお話をしたことがあります。挫折と劣等感と罪悪感という三重苦だった20代の頃のことを書きました。そこから得た教訓は、

自分がこうやりたいと思うことを自由に、制限なくやれた時
人はワクワクを感じ
そこに自分が思う成果が現れた時
人はやりがいを感じる

これが「仕事の楽しみ」である、ということ。

これを部下に味わわせてあげられるかどうか、はリーダーの真髄だと思います。
ならば一体どうやって部下に仕事を楽しんでもらうのか?というのが今日の記事です。

 

自主的に仕事を見つけ出し
GOサインをもらって
実行し、成果を出す

仕事のプロセスとはこうであるべきだ、と断言できます。

見つけ出す仕事とは問題の解決や、改善
要するに
「どうすればもっと良くなるか」であるはずです。

上からの指示は時には大切ですが
指示ばかりでは問題解決力が鈍っていきます。
問題解決力が鈍るということは、仕事における成長が止まるということです。

これでは、仕事は楽しめるはずもない。

 

自主的に解決できる力をつけさせるには
まず「考える」ことができるというのが大前提だと思います。

その際に上司からの「やれ」という指示は、部下が「考える」上では邪魔になるのです。

考えるにあたって「こうしなければならない」という制限がある状態では
自由に発想することができないからです。

 

特に
「こうしなければならないこと」が
既にわかっているリーダーは
部下がどうすればよいのかを考える前に答えをあげてしまいがちなのです。

それが指示。

上司からいつも答えがもらえるなら
部下は自分で考える必要がなくなりますよね?

ですから

「こうしなければいけない」
と指示を出して仕事をやらせるのではなく

「こうしなければいけない」
と、部下に答えを出させ「やる」と決めさせる

これが、本来の仕事のやらせ方だと思います。

 

そうやって自分で決めたことは、必ず達成できますし、何より楽しいはずです。

楽しいことは、どんなスキルやノウハウよりも成果を上げる要因となります。

部下に仕事の楽しさを教えてあげましょう。

その教え方は指示ではなく、「やると決めさせること」ですよ。

 

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現場マネージャーと共に悩み、試行錯誤してきた6年間の人材育成におけるコミュニケーションノウハウを、実際の取り組み事例とともにご紹介。具体的な取り組み方や部下との関わりがうまくいかない理由、コミュニケーションを良くするための2つの前提など、「読めば明日、何をすれば良いかがわかる」37P資料を無料で公開中。