チーム創りコラム

自分だけでは自分の50%しか引き出せない

手をつかみ合い輪になる仲間
僕は物理主義者ではありませんが、人の心は身近な物理的なものに似ていると感じることが多々あります。
日常でも、鉄は熱いうちに打て、覆水盆に返らず、糠に釘などを、物事を表すことわざを使って心の状態を比喩することができます。
 
指導と受ける側の素直さを、電力と抵抗に置き換えて、ハレーション(発熱)が起こる様を説明することもありますし、慣性が働くという点も心と物理の近い部分だと思います。
 
部下の指導を行う際に、傷つけないように、やる気を削がないように、部下がそっぽを向いてしまわないように頭を悩ませる優しい上司が多いと思いますが、これもお肌のにできてしまった粉瘤のように、切れ味の鋭い刃物でサクッと膿を出してキズパワーパッドでも貼っておいた方がよほどキレイに治るということです。
控えめにいじったり、爪で潰したりするとかえって跡が残ったり長引いて悪化するでしょう。
 
切れ味と強引に叩き切ることを勘違いしてもいけません。
メスで切開するように力をいれずにスッと問題に触れる目線を養うことが大切であり、切れ味の悪い刃物でザクッといけばまた別の怪我をします。
 
感情を爆発させることは言語道断です。爆発でできた怪我は治りも遅くひどい傷跡が残るか、威力によっては跡形も残りません。
問題の解決よりも自分の心をスッキリさせることに重点を置いてしまった愚策と言えるでしょう。
 
では、切れ味の鋭い刃物を持っていない、持っていても粉瘤への正しい対処がわからない場合はどうしますか?
たぶん皆さんおとなしく皮膚科に行くと思います。
 
 
自分のことは自分が1番良くわかっている。
必ず1度はそう思うことであり、必ず1度はそう思わないことです。
 
自分ではわからない自分のことを痛感したときに、人は大きく成長しますが、
脳は上手くできていて、心を守るためにその記憶を思い出せないよう検索ワードからはずしてしまうのです。
自分の知っている自分のとは、意外に虫食いだらけで、ピースが全然足りないパズルのようなものです。
気づき方でも結果に違いが生まれます。
欠けてるピースを指摘されたとき、ハッとする場合と、真摯に受け止められない場合が出てきます。
 
僕自身、ひねくれた受け止め方をしているとわかっているのに、どうしてもその思いを拭い去れないことが今でも度々あります。
自分のことだけど、もういい歳の大人だけど、自分ではどうにもできないことがあると僕は思います。
その度に思うのは、僕にはそれを思い直すヒントをくれるチームがいる、ということです。
 
職場を良くしたいと悩んで苦しんでいる全ての人にも、この心強さを知ってほしいと思っています。
僕たちは研修やチーム創りのサポートを通してその心強さをご提供したいと考えています。
 
粉瘤の対処がわからない時に、かかりつけの皮膚科に頼るように。
 
 
 

関連記事

コメントは利用できません。

最新コラム

コラムアーカイブ

ページ上部へ戻る