チーム創りコラム

【教育】なのか【共育】なのか

そろそろ3月も終わります。来週から新入社員が入ってくる予定の職場も多いことでしょう。
育成については様々な考え方がありますが、私はたまに後輩を連れて課外授業をすることがあります。
普段の職場とは違い、お互いに私服で外で会うと違った一面、意外な一面が見られるのでいつも楽しみにしています。

ある時、外に連れ出した彼はコミュニケーションが苦手で、人を頼ったり、人に相談したりできませんでした。
ミスも多く、毎日怒られていました。
接客業なのにコミュニケーションが苦手なのは致命的です。

私とは20歳も離れている後輩でした。
20歳も離れているので、生きてきた環境が違い過ぎます。当然、常識も違う。
そんな2人に共通していたのがビリヤードでした。

ビリヤードをしている後輩を見て、ちょっと驚きました。
仕事では見せない真剣な眼差しで、夢中になって打ち込んでいたからです。
職場では何を考えているのか分からない感じ、真剣に取り組んでいるように見られない。
ミスをしてもどこか他人事で、のらりくらりで先輩にいつも怒鳴られている。
皆がみんな、この後輩を成長させる事に諦めを感じていたのです。

彼がビリヤードで見せた真剣な眼差しを目の当たりにし、あぁ、私も含めみんな誤解していたな…と深く反省することになりました。
彼は、表現の仕方が分からないだけ、表現が下手なだけだということ。
この後輩も夢中になれるものがあり、実際にその姿も見ることができた。
これは新たな発見となりました。

そこでビリヤードと仕事を結びつけて話をすると、反応が良く、話を聞き、理解している様子。
職場だけの関係で、職場だけの態度や姿勢で判断しがちになっていたところを、
プライベートで見せてくれた意外な一面から、教育の別のアプローチを見つけることができたように思います。
明日から劇的に変化する事は難しいかもしれませんが、理解者が出来ただけで後輩も変わる努力もしやすくなるでしょう。

 

後輩や部下を成長させようとした時、後輩がなかなか伸びない時、後輩をどう成長させて良いか分からなくなった時。
もしかすると視点を変えて、プライベートで会ってみると面白いかもしれません。
職場の中では見ることのできない、色んなヒントに出会えるはずです。

後輩との距離は縮まり、共通の趣味もあり、プライベートの時間も共有できる。
これが、共に育っていく【共育】です。
これからも課外授業は続けていこうと思います。

ちなみにビリヤードは気合いと根性で私の勝ちでした。
まだまだ若い奴らには負けません!!

 

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