チーム創りコラム

反対勢力

チームとしてまだまとまりきっていない職場で実績を上げていこうとすると、必ず衝突が起こります。
少し辛くても結果のために頑張りたい派と、現状維持をしたい派。
基本的に業績が振るわないチームは前者が少数です。
キツイことがずっと続くわけではなく、数ヶ月さえ乗り越えれば軌道に乗れると説明しても、それさえも嫌がる、チームの成長を妨げる層の社員。
こういった社員は面談や研修、目的意識や利害の共有で極限まで減らすことができます。
しかしどんなテコ入れをしてギリギリまで減らすことはできても、ゼロになることはありません。

そして、1人でもいる限り先の段階へ進める準備が整うことがないのです。
それでも強引に進めようとすると、本人からすれば理不尽に自分の意見を押さえつけられるわけですから、目に見える猛反発や退職をチラつかせた脅しをかけてくるケースへと発展します。
「良いの?そんなことしたら辞めちゃうよ?人数も減るし、私のポジションがいなくなったら困るでしょ?」といった具合に、計画の進行を妨げてくることがありますが、そこまでになってしまった者には譲歩する必要はもはやないと言っていいでしょう。

確かに人数が減ってしまうのはチームに取って痛手となりますが、それは一過性のものに過ぎません。
もともと多少辛くても成長のためにまとまりたいと思っているチームであれば、むしろ団結のチャンスとなるでしょう。
臭いものに蓋をしても根本の解決にならないと思う方もいるかもしれませんが、まとまったチームを作った上で新たな人を迎え、馴染んでもらう方が、今いるチームの足を引っ張る者を変えるよりはるかに楽でしょう。

新たな案に賛否が出るのは当たり前のことですが、現行の自分の考えを否定されるというのは受け入れ難いものです。
まして、自分なりに良くしようと思っていろいろ考えてやってきたのであればなおさら。
それでもそのタイミングはいずれ必ずやって来ます。そんなとき考えて欲しいことが3つあります。
その否定された自分の考えは今まで
①何を生み出し
②誰を救い
③現状が今どうなっているか
です。

その上で、自分の考え以外の方法を取るのであれば、ここに注意を払って欲しい、この部分はどう補填するのか、など相手の考えを聞くことが大事です。
真っ先にこれが浮かばずに否定されたとだけ感じるということは、その考え方は本当に周りを良くしようと思っていたわけではなく、惰性とやっているという姿を見せたかっただけの欺瞞だと自覚しましょう。

これは自分が否定される側ではなく、説得する側に立ったときも同じです。
相手が、否定されたの一点張りでこちらの考えに耳を貸さない場面もあるでしょう。
そんなとき、今までのやりかたで①、②、③がどうなっているかデータやエピソードを出してもらい、そのままで本当に良いのかもう一度考えてもらいます。
その上でこちらが①、②、③をどうしたいのか、どこまで持っていきたいのかを伝え、今のままではずっと横ばいで、そこに到達できないから変えてやってみるのだという流れを作ります。

この時点でも相手に響くかどうかは相手の論理的思考力に委ねられてしまいますが、①、②、③について相手に考えてもらうことができ、可視化して初めて感じられるものもあることでしょう。
相手に気づいてもらうことを最後まで追いかけ、それでも自分の考えを守りたいというときは、チームをあなたと共に心中させることはできないとはっきりと告げる。

これも、変革を起こすチームリーダーの務めです。

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