チーム創りコラム

全員で目標を追う≠全員で実績を追う

集団に同じ仕事と目的を与えると人によって動きにバラツキが必ず出ます。
それは考え方の違いから、目的がしっくりくる層とこない層に分かれることが原因です。
その違いが生まれる理由は人の行動原理にあります。

たとえばボランティアに参加する人の中でもその動機は、自身の経験や履歴などの利己的動機、同情や社会貢献などの利他的動機、知り合いから誘われたり所属している集団に合わせるなどの誘発動機ほか、様々です。

利己的、利他的という言葉は語弊を生みやすく、ボランティアの場合は利他的な理由の方が倫理的な評価を受ける側面がありますが、仕事においては理由づけのために他者を使う必要があり、扱いにくい側面もあります。

どんな動機であれ達成される目標は同じであり、大切なのはどちらがよりその人が気持ちよく動けるかということでしょう。

 

課せられたノルマを必死に追う後輩と、なかなかスイッチの入らない先輩がいたとして、この先輩は「知識はあるが実績が伴わない」「気分屋」「後輩より使えない」などの誹りを受けるケースがあります。

褒めて伸ばすことを知っている上司は褒めるポイントを探しますが、この先輩はなかなか褒められる実績まで届かず、困ってしまう、それが続き上記のようなレッテルが貼られるというパターンは良くあるのです。

ではもし、この後輩が利己的動機タイプで、先輩は利他的動機タイプであったとしたら。

後輩は実績を褒められたいので必死になりますが、先輩は褒められても大して嬉しくないから動かない、もしくは褒められたいポイントがそこではないということが考えられます。

後輩が実績を追いやすいように環境を整えたり、後輩の苦手な実績を代わりに挙げることに喜びを感じる先輩は意外に少なくありません。
言葉を変えれば利他主義は奉仕タイプと言えます。
それを認められないのは、「褒められればなんでも嬉しいだろう?そら、やれ。」という上司の傲慢に他なりません。

 

と、一例ではありますが、動機タイプを判別して、それぞれにあった理由で仕事を任せることがチーム創りであり、皆で同じ目標を追いかけることに繋がるのです。

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