チーム創りコラム

チーム創りの基本は『ポジショニング』にあります

販売店の主な仕事は「商品を販売すること」です。
そして私たちの仕事はその商品やサービスを売るお店のためのチーム創りやお店づくり、そのための人材育成やマネジメント、スタッフケアなどになりますが、私たちの考えている販売店のチーム創りには「適材適所」という考え方がなくてはならないものになっています。

チームメンバーの好きなことや得意なこと(=リソース)を見つけ出し、それを生かす役割を与える(=ポジショニング)という考え方がベースにあるからです。

 

たとえば、「数字を出さなければいけない」と自分にプレッシャーをかけ続け、やる気を失っているメンバーがいるとします。
そのメンバーはもしかしたら「新人教育を任されているときは楽しいと感じた」「対応したお客様から『アナタ、感じ良いね』と言われると嬉しかった」「他のスタッフがやりたがらない雑用をこなしている間は没頭していた」など、「数字を出す」こと以外のフィールドに楽しさを覚えていたりするかもしれないですね。

しかしながら仕事に不満を抱いている状態では、仕事の楽しい部分のことなど意識をする余裕もないのです。
これでは、せっかくのリソースが埋もれている状態です。

販売店のリーダーは、そのリソースを生かせる方法一緒になって考えてあげなければいけません。

そして、そのメンバー個人が楽しめる仕事が見つかったら、リーダーとしてその仕事が「チームに貢献できる仕事」になるように工夫してあげることも大切です。
なぜかというと、
「あいつは数字も上げずに雑用ばかりしている」
「彼女はお客様からの評判はいいけど、肝心の中身がねぇ」
などと他のチームメンバーから思われれば、そのメンバーは自分の得意なことを生かせていると実感できないからです。

チーム内の共通認識として、「その仕事はチームに貢献できているものなのだ」と誰もが思える雰囲気を作っていくのです。

 

ではもしも、やる気の出ないメンバーが「自分が楽しめる仕事なんてない、思い出せない」という場合はどうすればいいでしょう?
その時は、リーダーが作ってあげるまでの話です。

ある女性は、同業他社ですでに経験を積んでおり業務にも慣れていましたが、現状の仕事に不満を漏らしていました。経験があるがゆえに、数字を出すことだけにフィーチャーされた現状に飽きてしまっていたのです。
その彼女の日頃の仕事ぶりを見ていた店舗リーダーは、彼女にこう言いました。

「イラストレーターを2週間で覚えてくれる?」

結構難題ですよね(笑)

彼女はやってくれると信じて、リーダーはその時自分が抱えていたPOPや資料作成の仕事を全て彼女に任せようと考えました。教えてあげながら、フォローしながら、それでも彼女は必死に勉強し、見事に難題をクリアしたのです。

その後、リーダーは彼女に「資料・POP作り専門スタッフ」というポジションを作りました。

想像を超える働きをしてくれる彼女に、リーダーは自分の仕事をどんどん任せていくことで、リーダー自身の仕事が軽くなり、彼女も新しい仕事にやりがいが持て、チームの仕事の効率や完成度が上がる…お互いにとっていい環境を作ることに成功した事例です。

 

こういうことができるのも、上司であり、チームリーダーなのです。
自分の仕事も抱えている上、メンバーや部下一人一人に向き合うのは確かに面倒なことではありますが、リーダーがチーム創りに積極的にならなければ、部下がそれぞれバラバラに自分の好きなように暴れるだけ。能力のある人は去っていき、やる気のない人だけがダラダラ居残る…そんなチームがあっという間に出来上がってしまいます。

まずは、チームメンバーのリソース探しから始めましょう。
メンバーの仕事ぶりをよく観察することが大切ですが、今すぐにでも手をつけられるのは、メンバーひとりひとりとの面談だと思います。

 

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