チーム創りコラム

目標を達成したいなら、イメージから始めませんか?

平成最後の夏、第100回記念の甲子園が開催されました。大阪桐蔭高校が圧倒的な強さで春夏2連覇を達成しました。私自身も高校球児時代、甲子園に行った体験があり、ずっと高校野球が大好きです。

思い返せば、親に連れられて初めて高校野球を観戦。
「この高校のユニフォームを着て、甲子園に行く」そう自分で勝手に決めたのは小学校4年生のときでした。
それから9年・・・私は実際にそのユニフォームを着ていました。

私の母校は毎年県大会でベスト16やベスト8の成績は残していました。
過去には1度だけ決勝まで行ったこともありましたが、あと一歩、勝ちきるまでには何かが足りませんでした。
甲子園出場と言っても、学校はまだ出場したことがない・・・ということは当然、先輩たちにもいないわけです。甲子園出場の仕方も、優勝の仕方も、誰も分かりませんでした。甲子園はTVの中のもので、甲子園に出たい気持ちはあっても、別世界のものという認識で誰もイメージは出来ませんでしたが、ただただ、甲子園に出たいと言う想いだけは本物でした。

そこで新しく取り入れたトレーニング方法がありました。

誰も甲子園に行ったことがない中、甲子園の言葉や映像だけではなく、イメージしようと発案したのは、当時大学卒業したばかりの新米監督でした。この監督は実は、過去に1度だけいった決勝戦の時のレギュラーでして、甲子園出場まで、あと1歩まで迫りながらも夢破れてしまった1人でした。

当時は、今でいう体罰は当たり前。練習中に水分補給は禁止、怪我や病気なんかは気合で治せというような時代でしたが、その新米監督は、休養日を設けたり、練習中の水分補給OK。練習の合間に食事タイムを作ったり、髪型自由と斬新な練習スタイルを取り入れていましたが、その斬新な練習の一つがイメージトレーニングでした。

甲子園に行くぞと発言するのも、甲子園に出ているイメージするのもタダだから、まずは気持ちとイメージだけでも甲子園に出ようという発想だったんですね。

そして週の1日が仮想甲子園練習日に設定されました。
最初は半信半疑で、頭は大丈夫か?って思ったり、どこか恥ずかしさと照れがあったりと、嫌々渋々始めたのを覚えています。それでも、やはり『甲子園』と言う魔法の言葉が当時の我々を突き動かしていました。

イメージトレーニング。
今でこそ当たり前なトレーニングかもしれませんが、当時はインターネットも携帯も普及していない時代でしたからね。

では、具体的にどんなイメージトレーニングをしたのか・・・

まずシチュエーションは県大会の決勝戦です。「これに勝てば甲子園」の状況を設定しての実践練習。
ここに実況を加えます。実況は補欠に回った部員で本格的に行います。ベンチに入れなかった部員は応援にまわり、本気で全力で声を枯らしながら応援しました。実践練習の最後はマウンドに集まって喜び合い、大声で校歌斉唱して監督を胴上げ・・・それが終わったら、音楽をかけて甲子園の入場行進。そして、インタビューの練習、メディア対応の練習などなど…甲子園出場したときのあらゆる場面を想定して練習に取り入れていました。

端から見れば、夏の暑さで頭がやられてしまってる集団に見えたかもしれませんw
ですから最初は嫌々で渋々始めていた部員たちもいましたが、次第に本気で取り組むようになっていき、この練習が見事にハマったのです。

大会期間中、どんなピンチが訪れても、苦しい試合展開になっても、まったく動じなくなっていました。常に笑顔で試合を楽しんでいたように思います。
なぜなら・・・我々はイメージトレーニングで、もう甲子園に行っていたからです。

『だから、こんな所で負けるハズがない』『絶対に逆転できる』

試合結果が分かっている野球の録画を観ているように、結末を知っている映画を観るように。
我々はもう既に甲子園のグランドに立っているから、決勝戦も、いつも通りに楽しみながら試合が進みます。
そしてついに最後の打者を打ち取って、見事に甲子園初出場となったのでした。

イメージすることは非常に大事です。
20世紀の最大の発明は『イメージは具現化出来る』という発見とも言われています。
人がイメージ出来るものは、形に出来るということなんですね。

お店や会社の目標も同じではないでしょうか?
取り組むスタッフがイメージ出来るものは達成できますし、逆に、イメージ出来ないものは、いくら頑張っても達成できません。

ですから目標を立てたら、まずは達成した瞬間をイメージしましょう。
それが出来たら、その瞬間を漠然としたイメージだけではなく、どんな表情になるのか?どんなアクションを起こすのか?誰と分かち合うのか?まで、具体的にどんどんイメージを膨らませます。
それを共有する仲間が多ければ多いほど、達成が確実なものになっていくはずです。

私もこのイメージトレーニング、最初は抵抗がありました。
ただ、恥ずかしさと甲子園を天秤にかけたとき、甲子園出場という想いの方が本物でした。

あなたのその想いは、本物でしょうか??

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