コラム

相手の目線で物事を考える-ポジションチェンジの使い方

言い争っている人たち

一対一のコミュニケーションがうまくいかない…私も長い間ずっと悩みながら生きていました。

それでも仕事となれば、部下の気持ちを考えて…
と、比較的上手くコミュニケーションを取れていたとは思うのですが。

心理学を学ぶようになって、ずいぶんと楽に、楽しく、
コミュニケーションを取れるようになったと思います。

でもなぜ、人間関係って上手くいかないものなんですかね?

 

それはやはり、

相手の立場を考えずに
自分の要望だけを伝え
理解させようと躍起になること

が、一つの大きな原因かと考えます。

 

その解決方法のひとつが、
NLPの手法「ポジションチェンジ」です。

相手になりきって、相手がどう感じるかを考えてみるというもの。
仕事でも私生活でも、相手がいるならいつでも使えて効果絶大なので、
私はとても大切にしています。

 

たとえば
すれ違ってしまったカップルの場合の例でお話ししましょう。

彼は、自分の彼女が信じられなくなっていました。
自分のことを大切に思ってくれていないのではないか?という不信感を抱いてしまった彼。

彼女には夢があり、それを叶えるためにレッスンに通っていました。
彼だってそれは応援したいと思っている。

あるレッスン時、彼女が尊敬している先生から
「本気でやっていくなら、もっと時間を作って練習すべき。彼と別れなさい。自分はそうだったから」
というアドバイスをもらった彼女は、彼に相談したのです。

 

彼の第一印象、イライラMAX。
「なぜそんなことを先生に言われなければいけないの?」
「そもそも、別れる相談してくる彼女、一体どういう気持ちなわけ?」

平日休みの彼に、土日休みの彼女。
ただでさえ時間が合わず、会うことも難しい中、自分は一生懸命時間を作っているのに、
土日の休みで練習の時間は取れるはずでは???

もう、彼女への不信感でいっぱいです。
自分は別れたくなんてないのに、どうして…

 

ここで、ポジションチェンジを使って、彼女の立場で考えてみます。

例えば彼には尊敬する上司がいたとします。
上司からいつも、仕事への熱い思いを打ち明けられていました。

もちろん彼は、
「応援してます。僕が力になれることがあれば!」と思っていました。

彼は今、昇格のタイミング。
もう少し頑張れば、昇格できるところまでやっとの思いで来たのです。
が、尊敬する上司からは、
「そのためには彼女に会う時間を減らしてでも、仕事に没頭しなければなぁ」とアドバイス。

さて、彼はどうする?
彼女には、なんて言われたいだろうか?

「がんばってほしい、応援してる」
「自分にできることがあれば、協力する!」
と彼女から言われたいと感じるはずですね。

 

さあここで、ポジションを戻してみましょう。

今の彼女の状況はどうだろう???
彼女はどう感じているだろう???

こうして、相手の気持ちに寄り添い、相手の立場に立って考えて、
自分の思うこと、考え、要望を伝えていくのです。

彼と彼女との関係は今、対等になっていませんでした。
「俺のものは俺のもの、彼女のものも俺のもの」
という、ジャイアン的な発想だった彼。

自分はやっていいけど、彼女にはしてもらいたくない。
そんな考えを、彼女に押し付けていたんですね。

それは、横の関係ではなく縦の関係です。

上司が部下に価値観を押し付けるように、
親が子に価値観を押し付けるように、
男が女に価値観を押し付けるように、

上の立場と下の立場ができあがっている関係ということです。

 

相手の目線で物事を考え、
その上で、どうすれば自分の要望と相手の要望が合致するのか?
それを当事者で話し合うのが、本来のコミュニケーションの在り方なんですね。

 

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