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コラム
11.292016
良いことを当たり前にするのは良いことか?
皆さんお疲れ様です。
&Uです。
最近、高齢者の危険運転が度々取り上げられていますね。今日、交差点で僕が右折しようとしていたところ、対向の右折専用車線を右ウインカーを出した白い軽が走ってきました。
お互いに右折なので僕がアクセルを踏み始めると、右ウインカーを出したままスピードを緩めず直進して来るのでびっくりして運転席を見ると、70〜80代であろうおじいちゃんが真剣そのものの表情で運転をしていました。
正面衝突寸前で急に直進車線に戻り、右ウインカーを出したまま颯爽と走り抜けて行くのを固まったまま眺めていたのですが、まさか自分が目の当たりにするとは思いませんでした。
自分がどれだけ注意していても避けられない事故はどこにでも潜んでいます。みなさんも何卒お気をつけください。
さて、熱が入りすぎてこれだけで1つのブログのようになってしまいましたが、本題は変わらずお客様対応力です。
ミキハウスの社長、木村皓一氏の言葉にこんなものがあります。
「単に1000円のものを1000円で買ったら、五分五分ですよね。でも、1000円のものを買って、いい接客をしてもらったなと思ってもらえれば、6対4になります。それが8対2になれば、「もう一回行こうかな」と思うでしょう。相手に自分より多く渡るようにすれば、次につながる関係が生まれてきます。五分五分では一回限りの関係しか成り立たず、後は何も残りません。」
お客様のために日々良い接客をしようと心掛ける我々ですが、度々そのもう一歩先にある「なぜ?」を忘れ、良い接客をすることが目的になってしまいます。
当たり前のように良い接客をしようと思うことは、もちろんただ接客をしているよりはるかに素晴らしいことです。
しかし、その先の意味がわかっているのといないのでは、精度や新しいアイディアの出が大きく変わってきます。
変な言い方になりますが、良い接客をすることに慣れないように気をつけたいと考えさせられる言葉でした。