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コラム
7.282017
無関心の反対は
みなさんお疲れ様です。
&Uです。
前回のブログのまとめ
・不穏な空気を感じたらすぐに大丈夫と思えるところまで動く
・個人の力では個人目標しか達成できない。全体目標は周りを巻き込んで。
みなさんは、チームメイトに対して
「ここに注目して欲しいのになかなか目を向けてくれない〜!!」
と感じたことはありますか?
結構大事なことのはずなのになぜかみんな興味なさげ、こんなシチュエーションは辛いものがありますよね。
なぜか?を探してそれぞれに個人面談をするのも手ではありますが、もう少し大枠の興味という点を考えてみましょう。
心理学の研究が進むにつれ、昨今、好きの反対は無関心であると言われるようになってきました。
好きも嫌いも感情が反応し、自分に影響があるものです。
つまるところ目が向かないことは自分にとって影響がないことです。
プラスでもマイナスでも影響があれば意識せざるを得ない。そういう環境をつくってあげられれば、あなたが直接働きかけなくともチームの目は自然とそちらに向いていくでしょう。
この極端な例がペナルティーです。単純に罰を設ける手は1番簡単で誰にでも思いつくうえ、一定の効果があります。
しかし、この効果は諸刃の剣でもあります。
罰則は、それを忌避する人間にしか効き目がありません。
罰則なんて屁でもないという人は何も変わらないでしょう。
また、効き目のある人間からすれば、弱みを握られているも同然で、決して前向きな気持ちでは取り組めず、罰を回避するための最低限の仕事しかしたくないと思うはずです。
拳銃を突きつけて歩けといえば、しぶしぶ歩きますが、活き活きと走り回ることは絶対にありません。
度が過ぎれば隙を見て手痛い反撃もされます。
自分がチームメイトのどちらの姿を見たいのかは考えるまでもないでしょう。
興味を持ってもらうには、プラスとマイナス片方だけではなく、どちらの感情にも働きかけられなくてはなりません。
好きな人のことが四六時中気になるのは、自分を好きかどうか、プラスとマイナスの間で揺れるからです。
興味を持ってもらいたいことにはプラスとマイナスを表裏一体で設け、そこになぜやるのかという意味も付け足すことで、みんなにとって無視できない存在となるのです。