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コラム
9.82017
商品価値を上げられる販売員は人の価値も上げられる
みなさんお疲れ様です。
&Uです。
前回のブログのまとめ
・自分が成そうとしていることは組織のためか自分のためか確認をしましょう
・自分のためだけの仕事では組織に必要とされない。
今回はまとめにもう一つ付け足しですが、Win-Winの仕事でなければ良いものに成らないということもお忘れなく。
Win-Loseと感じるのであればまずはそう感じる原因を解消しましょう。自分がLoseになってしまっていると感じているうちは、素直にその業務から一旦手を引きましょう。そのまま続けてもロクな結果になりません。
組織がWinになった結果自分にWinが返って来る仕事、これが成功の鍵なのです。
さて、突然ですがみなさんはバタフライエフェクトという言葉をご存知でしょうか。
だいぶ端折って説明すると、蝶の羽ばたきによるごくわずかな気流の変化がのちに大きな竜巻となる可能性があるという力学系の仮説なのですが、人間関係でもそれは起こりうるものです。
集団の中で個人を「どんな人なのか」判断する際に本人の直接的な気質以外に「その人が他の人間からどんな扱いを受けているか」が影響を受ける材料となります。
これには「〇〇さんはこんな人だよ」と伝え聞くパターンと、実際にその場面を目の当たりにするパターンに分かれ、前者は完全なるイメージの世界ですので自分が対面した際に「イメージと違った」と評価が覆りやすい傾向にあります。
伝え聞いたものが聖人君子のようにハードルの高いものであれば、少しの粗相で失望が起こり、逆に極悪人のように伝え聞いていれば少しの善行で評価が大幅に上方修正されます。
後者では、その場面を目の当たりにすることで関わり方を「学習」して模倣する現象がしばしば見られます。
わかりやすい例として、仕事上先輩からいじられキャラのお笑い芸人が街中で一般人にまでいじられ不快な思いをしているというケースが挙げられるでしょう。
「そういうポジションの人」という認識は回数を重ねることでさらに強化されることはスタンフォード監獄実験でも証明されています。
これは正の方向にも負の方向にも表れます。
つまり、商品価値を上げられる販売員は普段からその商品を価値あるものとして扱っており、お客様がそれを感じ取ることでお客様も商品に価値を見出していくといった側面があるのです。
チームのリーダーやサブリーダーは業績不振の際に取引先から耳の痛い言葉を投げかけられることもあるでしょう。
少し結果が伸びてきても、過去の評価は簡単には覆りません。
その際にチームメイトの能力に言及されることも。
そんなとき、これらの知識をチームのメンバーに応用することでチームの価値を上げ、業績とともに継続させることで相手にも伝わっていくのではないでしょうか。