- Home
- 人の心を動かすマネジメント
- チームを敵と見なして反抗する人にリーダーができること
コラム
1.52018
チームを敵と見なして反抗する人にリーダーができること

団体で行動するときに、不貞腐れた態度を取ったり、チームの意に背いた行動をする子供のような人は残念ながら大人になっても一定数存在します。
特に皆がやる気になっているときは、その少数がイライラの原因になり、チームの意欲が排除の方向へ注がれてしまいます。
しかしこの場合、チームのためを思って葛藤していたり、現状よりもっと良い案があるのに言い出せないというのはレアケース中のレアケースで、大半はチームの行動が気に入らないという個人的な感情を優先しており、それに相まってこの手の人たちは勝手に敵を作り上げてしまう傾向があります。
一緒に目的を達成する仲間を敵と見なしてしまうのは悲しいことです。
では、リーダーがそんなチームメイトにしてあげられることはなんでしょう。
答えは説得です。
説得と言っても、チームがなにを考えているか、や、どのように動いて欲しい、何のためにやっているのか、など普段チームメイトに必要とされている説明をいくらしても、この状況では意味を成しません。
ただただ、みんな味方であること、誰も敵ではないこと、あなたの意見もチームの糧であるということを、懇々と伝えるのです。
切迫している状況下では、「納得はあとでさせるからとりあえず今は言う通りに動いて」と思ってしまうことがほとんどだと思いますが、どんな状況でも、しっかりと説得することを心掛けてください。
これが、リーダーが唯一チームメイトにしてあげられることであり、唯一状況を良くする手段なのです。
イライラしているチームメイトと一緒になって排除を考えてしまうことだけは絶対にしないでください。
リーダーはあくまで、俯瞰視をして全員を丸にすることに力を尽くし、チームを成功に導きましょう。