- Home
- 人の心を動かすマネジメント
- リーダーは参謀なのか
コラム
1.82018
リーダーは参謀なのか

僕はよく間違えます。
リーダーには計算力が必要だと。
リーダーはチームの誰よりも全体を把握していなければならないと。
緻密な計算と塾考で策を立てられなければならないと。
うまく立ち回らなければいけないと。
そうでないことを知っているのに、仕事に没頭していると、日毎にリーダーに対する要求が増えていき、
「リーダーなんだから」とハードルをだんだん高く設定してしまいます。
「リーダーなんだから」とハードルをだんだん高く設定してしまいます。
僕の持論として、リーダーが変わればチームは全く別物になるということに一切揺らぎはありませんが、それと、リーダーが完璧でなければいけないことは全く関係がありません。
優秀なリーダーの周りには、リーダーを補う有能な仲間たちがいます。
計算力も先見も策略も、それを得意とする参謀がリーダーの手助けをする。リーダーは有能でなくとも、チームを強く思い、とにかく動く。それを見て仲間がリーダーを助けたいと動く。
これが優秀なリーダーのいるチームの姿だと思います。
そう考えると、クールなリーダーというものは偶像であり、実際には存在しないのかもしれません。
能力を強化するよりも、チームのそれぞれに熱く働きかけることを追い求めていきましょう。
リーダーはリーダーであり、参謀や実行部隊ではないのですから。