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コラム
5.202018
悲劇攻撃閑散期

新年度も落ち着き、閑散期がやってまいりました。
五月病にかかっている方も散見されますね。
この時期、やる気の低迷以外に起こってしまいがちな悲劇があることをご存知でしょうか。
手持ち無沙汰を避けるために仕事を探し、普段はやらない雑務や清掃に手を出し、それすらも終わってしまい気が抜けた瞬間それは起こる。
やることが見つからない人の中から必ず一定数、他人を攻撃する者が出てきます。
暇になると他人の粗を探してしまうんです。
暇でイライラしているというのもあるでしょう。
あの人はサボっている
意識が低下している
前から思ってたけどこれができていない
そこから対立や衝突が生まれてしまうのです。
もっとも、粗を探す暇がある時点でそれも意識低下しているということなのですが、そんなメンタリティの人間が自らそれに気付くはずもありません。
とはいえ、余裕があると余計なことを考えてしまうのは仕方のないことで、であればその余裕を取り締まってしまえばいいのです。
繁忙期にあった稀なケースをまとめ、再周知ののち今後全員が各自それに対応できるか知識確認。
これだけでもチーム全体がレベルアップしたと言えます。
挨拶斉唱などは朝礼で行なっているかと思いますが、普段それぞれの裁量になってしまっているお辞儀角度や指し示しなど所作の統一の徹底も、何人かで合わせながら行うことでコミュニケーションを図りつつ一体感を高め、外部から見たときに美しく見えるなどいいこと尽くしです。
先ほど取り締まるという言葉を使いましたが、要するに各々で暇を潰すから差が生まれ、摩擦につながるのです。
なるべくバラバラになることを避け、同じ規定で同じ動きを心掛けることで対立を防ぎつつ普段は手の届かないところを一度に修正できる機会にしましょう。