【共育】コラム

仕事で「人生を有意義にする」ための改革

プライドという文字を指している女性

働き方改革。
仕事もプライベートも両方大切にしていくという考え方が国全体で推し進められようとしています。
この考え方が広まった要因のひとつは、過労死・自殺といった暗く重く深い問題でした。それでなのか有給取得や残業管理など「表面的な制度改革」ばかりがフォーカスされがちです。

制度さえ整えばそうした問題が解決されるのか?という点に私は多少疑問を感じます。それは働き方改革の根幹にある考えを「自分の生き方、周囲との関わり方について一人一人が主体的に考えていかなければいけない時代になった」と捉えているからです。そういう意味での「考え方改革」をどんどん推し進めていきたいと感じています。

それで、じゃあどうやって考えていくのか?ということになるわけですが、私はやはり「仕事の価値」に焦点を充ていきたいと思っています。生き方の中に仕事・人間関係が占めている割合を考えても、周囲と協力しながら価値のある(もしくは価値を生み出す)仕事をすることが重要になってくるのかと。そして、それこそが有休取得や残業管理で求められる「生産性」につながると考えているからです。

今日は私たちの専門分野「販売・接客サービス業」の例で考えてみたいと思います。

どんな仕事も、今は「サービス業」

近年は歯医者さんや個人クリニックなどでも、接客マナー研修やコーチングの実践を取り入れているケースが増えているようです。

上から目線での診察や受付のそっけない態度から発生するクレームの対応に追われたり、それが引き金となって患者離れを起こしたりするのを未然に防ぐためだそうです。

このご時世、どんな職種であっても丁寧な接客やワンランク上のサービスを求められています。私自身も、病気やけがの際に必要不可欠な病院を選ぶのでさえ「対応してくれた人の良し悪しや雰囲気」で決めているところがあります。

患者が病院を選ぶ理由には「腕がいいか」と同じくらいのレベルで「サービス業としての適切な対応」かどうか?が食い込んできている。

消費者の見る目が肥えたからか、業種に関係なく「人柄」が良くなければモノやサービスは売れなくなってきています。ひと昔前なら考えられなかったけれど天下の病院であっても付加価値としてサービスをつけなければ生き残れない時代なんですね。

お客様を大切に扱う。
お客様目線で物事を考える。
簡単に言うけれど、正解のない奥深いものだと思います。

通り一遍では通用しないし、同じ対応でも人によっては受け入れられなかったりしますから。でも、だからこそ面白いとも思っているんです。

お客様に喜んでいただくのが楽しいから、嬉しいから、対応から販売、お客様の笑顔までのその一連の仕事に誇りを持てたからこそ、自分の中で仕事というものに「価値」を見出すことができた。だから、もっと成長やチャレンジが楽しくなる。

どんな仕事も「サービス業」
こういう考え方で仕事をするのが私は好きだから、お客様(患者)として利用するときも、同じような考えを持っているであろうお店や病院を選びます。

どうせ時間を割くのなら「投資」によって有意義に

ところでみなさん、寝具は拘っていますか?
「睡眠は人生の3分の1を占めるのだから、そこにしっかりと投資することが人生を豊かにする」とは寝具業界、健康ビジネス界の常識です。自分の大部分をそこに注ぐのであれば、相応の投資は至極当然のことです。

では、仕事に何時間費やしていますか?職場に何時間居ますか?
はい、投資をして当たり前ではないでしょうか。

さらに、寝具を選ぶとき、とりあえず高価なものを即決で買うことを投資と呼ぶでしょうか?
聞いて、調べて、試して、納得のいくものを厳選するのではないでしょうか。

投資とは、リソースを割くことです。調べたら聞いたりする時間と労力。これらも立派な投資です。

人生において、仕事はただの手段である。
手段が目的になってしまっては本末転倒であり、よって仕事は可もなく不可もなく、人生の邪魔をしない程度のもので良い。
仕事に真面目に打ち込めば人生が豊かになる?経営者が従業員を良いように使うための常套句だろ。

そんなふうに考えて、20代前半の頃には、家族より同僚と過ごす時間の方が長いことを不思議に感じていました。
ですが、仕事に真剣に頭を悩ませ、仕事仲間に真っ直ぐに向き合い、心血を注ぐことで、自分の人生の大部分を注ぐであろう仕事が、より快適になり、むしろ人生を豊かにすることは明白です。

「やりがい」はなくてもいいけど、あったら楽しい

「仕事は義務」「やるべきことだから」「やれと言われたことだから」「生活の為」

毎日毎日電車に乗り、車に乗り、仕方なく出勤して、苦手な同僚や、ときに理不尽なお客様と接し、プライベートも犠牲にして遅くまで働き、給料を受け取る。『やるべきことだもん、しょうがないじゃん』

もちろんこういう働き方や仕事に対しての考え方を否定するつもりは全然ありませんし、しっかりとプライベートの時間も確保しようというその取り組みもどちらかといえば賛成です。

けれど、義務だろうが生きていく為だろうが、いくらプライベートと切り分けようが、最終的には仕事は【自分と大切な人たちの人生を豊かにするためのツールや手段】なのだと思うのです。つまりは自分のために働いている。そこに楽しさや意欲やプライドがなかったら、かけている時間も労力ももったいないと感じます。

『どうせやるなら』楽しくやりたい。楽しいからこそ生産性が上がると思うのです。

そしてその「どうせ」に楽しさやプライドを求め、追求し続けている人ほど、成果も上げているような気がしてなりません。成果が上がれば楽しい、褒められていい気分になれる、仕事に行くのが嫌じゃなくなる。こうした人の欲求の根本を満たそうとする健全な努力ではないでしょうか。

誰もが持つ「自分の仕事のプライド」を磨こう

こうあるべき、そうしなければならない。
そんな風に考えている人は必ず、自分の中で大切にしている価値観や信念や想いが、実は人一倍強いはずです。それは言い換えればプライド、誇りでしょうし、ここを満たすようにうまく環境と融合できれば仕事は楽しくできるはずです。

「やりがいなんて」「楽しさなんて」
そんなこと言わずに、仕事の上であなたが一番大切にしているものをプライドとして持ち続け、その信念に適った行動や変化を起こすことでやりがいや楽しさを仕事に求めてもいいんじゃないかと思います。

接客、販売、サービス業なのであれば(いや、結局どんな仕事も)「お客様への対応」は、働く人にとってのプライドになるはずですから。まして成果が出ないなら、思うようにならないと嘆くなら、なおのことです。

今後は今まで以上に、制度をうまく活用しながら、自分の思う「価値ある仕事」を、自分自身の手で創り上げていかなければいけないのですね。

販売店の「価値」を創出するための育成プロジェクト【チーム化と顧客のファン化】も合わせてご覧ください

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