ビジネスにおける「灯台下暗し」とは?

灯台下暗しとは、人は身近な部分には案外気がつかないものだという例えです。

人間関係において悩んだ時には、まず身近なところにあるありがたみや感謝を考えてみると楽になることも多いものですね。

では、ビジネスの悩みだったらどうでしょうか?案外「灯台下暗し」、ありそうじゃないですか?

 

例えば

■売り上げが上がらないという悩み

人間関係を除けば、ビジネスでトップクラスに上がってくるであろう悩みがこれです。

そもそも売り上げを上げるのがビジネスですからね。

案外「灯台下暗し」だなぁと思う部分があります。

 

個人の方で、仕事は販売業だとしましょう。

売上が上がらない時はまず、どうやったら売り上げが上がるのか??を考えますね。

セールストークを工夫してみたり、スキルを磨いてみたりするかもしれません。

また、どうやったらお客様が集まるのか?とかも考えたりします。

売り上げの上がっている方々からアドバイスや好事例などをもらって、真似してみたりするかもしれません。

 

まぁここまでいろいろとやっていれば、ある程度売り上げは上がると思いますが…

それでも売り上げが上がらないという時。

「灯台下暗し」でいう身近なところに解決のヒントがあるかもしれませんよ。

まず一番身近なのは、自分自身のことですよね。

近いというよりも近すぎて一番わからない部分でもあります。

例えば

・なぜ、売り上げをあげたいのですか??
・本当に「売りたい」のですか??
・なぜ、それを「売りたい」のですか??
・そもそも良い商品だと思っている??

という自分自身の内面的な部分を見てみるとヒントが出てきます。
考えてみると意外と答えが出てこなくて、

・何のためにやっているのかわからない
・ノルマだからしかたなくて
・周りがやっているから
・実は何が良いのかわかっていない

という曖昧な部分が見えてくるかもしれません。

 

そして、もう一つの身近なこととは、相手(お客様)のことです。

相手(お客様)に対して

・相手との信頼関係(ラポール)は出来てますか??
・相手を不快にさせていませんか??
・相手への感謝をしてますか??

という外的な部分にも、意外と気付いてなかったりもします。

 

よくよく考えてみたら、

・いきなりセールストークをしていた
・せっかく来ていただいたのに長い時間待たせた
・売れないと思ったからそっけない態度をした

とか。

売れるわけがないですよね。

 

なのに、気づかない。

そう、灯台下暗し。

 

 

売上にはスキルやテクニックも重要になります。

でもそれで売り上げが上がらないのなら、もっと身近な部分に目を向けてみましょう。

 

どんなに良い商品でも、

「売り手の自信」と「相手からの信頼」がなかったら

売り上げは上がっていかないはずですからね。

 

ビジネスの解決のヒントも、案外、身近なところにあるのかもしれませんよ。

 

 

 

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