窮屈な思いを抱えている人がいます。
上司を、部下を、家族を、パートナーを見ていると『イライラしてしょうがない』
そうやって人を見てイライラし続ける自分にさえだんだんイライラしてくる。
皆さんはいかがですか?
もしも上と似たような症状があるのなら、下記のチェックリストで日常を振り返ってみてください。こういう人(または自分)や状況を見ると(もしくは見えそうになると)イライラする、焦るなどの感情が生まれる項目がどのくらいあるか?という観点で読み進めてみてくださいね。
と言っても、チェック項目は100あります。
お時間があるときにでもゆったり(難しいか、笑)普段の自分を思い出してみましょう。
チェックリストの後には「じゃあどうすればいいの?」というワンポイントヒントを載せています。チェックが終わったらそちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
『許せない人』100のチェックリスト
1)間違っていると思われる
2)知識、知恵がない
3)道徳観念がない
4)気遣い、気配りができない
5)時間にルーズ
6)人の話を聞かない
7)空気を読まない
8)掃除、整理整頓できてない
9)儲け話、カネの話
10)期日を守らない
11)人様に迷惑をかける
12)上司、目上の人にタメ口
13)反抗すること
14)責任転嫁
15)人任せ
16)頼ってもらえない
17)一度言って理解しない
18)テキトー、いい加減
19)筋道立たない話
20)仲間外れ、部外者扱い
21)言い訳、不平不満
22)理不尽なルール
23)弱音、愚痴、文句、陰口
24)有言不実行
25)遅刻、欠勤、早退
26)ドタキャン
27)仕組みや制度が整っていない
28)統率されてない組織
29)不明確、あいまいなこと
30)二転三転する指示
31)モノや人に当たり散らす
32)言いっ放し、やりっ放し
33)ズル賢さ、人を出し抜く
34)一方的な要求
35)意味のない群れ、集団
36)一人で行動できない
37)現状維持に満足する
38)女子っぽいキラキラした感じ
39)媚びを売る
40)迷ってばかりで決断できない
41)スピードが遅い
42)自己犠牲を払わない
43)自己中、自分勝手、ワガママ
44)八方美人
45)要領の悪さ
46)不真面目
47)結論、オチのない話
48)できないと思われること
49)弱さを人に見せる
50)すぐ泣く
51)立場を利用する、悪用する
52)いつまでも引きずる
53)言い訳
54)不誠実
55)礼儀、場をわきまえない
56)想定外の出来事
57)準備不足
58)先延ばし
59)無理難題の押し付け
60)完結しないタスク
61)ヒマ
62)甘える
63)全体を把握しない
64)逃げる
65)被害妄想
66)中途半端
67)臆病、小心者
68)上辺だけ取り繕う
69)その場しのぎ
70)助けを求める
71)協力しない
72)ハッキリ言わない
73)権力
74)威圧的、高圧的
75)根拠のない否定、指摘
76)自慢
77)マウンティング
78)約束を破る
79)待たせる
80)すぐ諦める
81)卑屈な態度
82)言われたことしかやらない
83)何も考えてない
84)努力をしない
85)抜け、漏れ、忘れ物
86)打算、損得勘定
87)正当に評価されない
88)ウソ、ごまかし、不正
89)現実味のない理想、夢
90)同じことの繰り返し
91)机上の空論、批評
92)効率が悪いやり方
93)遠回り、無駄足
94)ノーと言えない
95)目的や意図がはっきりしない
96)過干渉、過保護
97)奥手、引っ込み思案
98)自己管理ができない
99)八百長、出来レース
100)『ま、いっか』と口に出すこと
窮屈を感じる人は「受け流せない」
いかがでしたか?!
私は昔、がっつり『許せない人』でしたので、100個の項目なんてすぐに浮かんでしまいました。ほとんどすべての項目に「ダメ、ゼッタイ」と思っていましたから。ありえないし、許せなかったんです。人を、そして自分を。
長い間こういう窮屈さを抱えていましたが、どう考えても自分が間違っているとは思えない。正しいはずなのになんで相手はそう動かないの?どうして自分ばかりが尻拭いをさせられるの?いつもイライラしている毎日は10年以上続きました。
今から思えば、よく10年も毎日イライラし続けられましたよね(笑)
『許せない人』はチェックリストに当てはまる数が多いというよりは、リストの項目にある状況に遭遇したときに、その状況を受け流すことができません。傾向として完璧主義、白黒思考(0か100か)、信賞必罰、などを人にも自分にも課していて、だから窮屈な思いをしていることが考えられます。
そして受け流せないことが習慣、つまりクセになってしまっているのです。
人のことを許せない人が身につけるべき習慣
では、どうすればいいでしょうか?
習慣を変えるのですから『利き手を逆に変える』くらいのイメージを持ってください。
つまり、すぐに変えられると思わないこと。
たとえば右利きの人が左に持ち変えるには、いつの間にか右利きに戻ってしまうのを「そうだ、左を使うんだった」と意識する回数を増やし、継続してはじめて実現します。
つまり『自分を許す』と意識し、お箸やペンを持ち変えるつもりで「そういうときもあるよな」と自分に言い聞かせるところから始めるわけです。そう、自分を許していないから、人のことが許せないんですよ。
ちなみに私は、スマホやタブレット、PCのロック解除のパスワードを『自分を許す』に設定し、1年半ほど毎日その言葉を入力し続けました。いまではチェックリストの100番目の項目「ま、いっか」が口癖です(笑)
自分に厳しくあることも大事ですが、度が過ぎるといつかそれが壁となって立ちはだかります。もしかしたらそれは部下を持ち、チームをまとめ、管理する立場になったときかもしれません。
何か上手くいかない時、その原因はもしかしたら『許せない人』だから、ということも考えられるんですね。